スカイプはなぜ音質がこんなにもいいのでしょうか。なぜこんなにもたくさんの人がスカイプを使っているのに、つながるのが遅くなったり、品質が下がったりしないのでしょうか。なぜ、無料でできるのでしょうか。
それは、スカイプがP2P(Peer to Peer)技術によって構築されているからです。
スカイプがP2P技術を使っている利点を下記にあげます。
(1) サーバーの構築・メンテナンスがいらない。
スカイプを利用しているPCのうち、比較的PCスペックが高いものが自動的にサーバーとなるため、スカイプでは、サーバーの構築・メンテナンスが不要になるのです。
このサーバーは、スーパーノードと呼ばれています。
スーパーノードになる条件は、
(a)グローバルIPアドレスを持っている
(b)高速なCPUと大きなメモリを持っている
(c)Skypeへの接続時間が長い
などがあります。また、スーパーノードはユーザの接続状況などにより動的に増減しますので、あるときはスーパーノードになったり、あるときはそうでなかったりすることがあります。
(2)複数経路を用意して、音声の劣化をふせいでいる。
1つの通話にも複数のスーパーノードを介して通信を行い、ある経路の通話品質が劣化すると、別の経路に自動的に帰ることにより、音声品質の劣化を防いでいます。
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