０５０番号を使うスカイプインサービスの仕組み

　スカイプインで050番号で始まる電話番号が取得でき、スカイプで電話を受信することができるようになりますが、一般の固定電話や携帯電話から050番号を発信してから、スカイプを呼び出すまでの仕組みはどのようになっているのでしょうか。

　スカイプインサービスの仕組みの肝となるのが、フュージョン・コミュニケーションズの「Multi-Gateway for Skype」という技術です。

（１）スカイプIDと050番号を対応させて「Multi-Gateway for skype」に登録
　　スカイプユーザがスカイプイン契約をすると、スカイプのWEBサーバーを介して、フュージョン・コミュニケーションズ（以下ヒュージョン）の「Multi-Gateway」に050で始まる番号とスカイプのIDを登録します。

（２）一般の電話から050番号に電話をかける
　　050で始まる電話番号にかけると、ヒュージョンのIP電話網を介して、「Multi-Gateway」にいきます。

（３）「Multi-Gateway」が電話番号をスカイプIDに変換
　　ヒュージョンの「Multi-Gateway」が電話番号の050-xxxx-xxxxをスカイプIDに変換します。

（４）「Multi-Gateway」が対応したスカイプIDを呼び出す。
　　ヒュージョンの「Multi-Gateway」がインターネット網を介してスカイプIDを呼び出します。

（５）スカイプに着信すると、発信元の電話番号が表示されます。
　　スカイプで着信すると、先頭に日本の国番号がついた発信元の電話番号が表示されます。
　　 例えば、03-1234-5678だと、+81312345678のように表示されます。
　　 （+81の後にくる電話番号は、先頭の０は省かれて表示されます。）